藤田桂英研究室
人工知能と
意思決定支援システムが
創る未来

News

  • 2025/03

    第87回情報処理学会全国大会で学部4年の喜多村くんが「強化学習における状態表現が及ぼす市場価格形成への影響」を発表し,学生奨励賞を受賞しました.
  • 2025/03

    博士課程の渡邉くんと藤田教授の論文「Fine-Tuning Models for Final Disagreement Anticipation in Negotiation Mid-Dialogues」が「IEICE Transaction Vol.E108-D」に採録決定しました.
  • 2025/03

    The 39th Annual AAAI Conference on Artificial Intelligence (AAAI-25) The 6th International Workshop on Multi-Agent Path Findingで修士2年の水本くんが「Lifelong MAPF and Task Assignment Considering Workers in Warehouses」を発表しました.
  • 2025/02

    The 39th Annual AAAI Conference on Artificial Intelligence (AAAI-25)で修士1年の高山くんが「Sequential Order Adjustment of Action Decisions for Multi-Agent Transformer (Student Abstract)」を発表しました.
And more

Research

マルチエージェントシステム

どのように信号機を配置し,点灯させれば,複数の車を渋滞させることなく効率的に走らせることができるでしょうか?それぞれの車(エージェント)はそれぞれの判断基準を持って走っています.マルチエージェントシステムの研究では「複数のAIエージェントで構成される環境の中で,システム全体として目標を達成する」ことを目指しています.他にも,サプライチェーンマネジメントや生態系シミュレーションのように各エージェントの利害が必ずしも一致しない場合や,清掃ロボットの配置やチームで協力してプレイするゲームのようにお互いが協力する場合が考えられます.本研究室ではこのような問題に対して,ヒューリスティック手法や機械学習を応用した深層強化学習などの手法を使って解決に挑みます.

自動交渉

自動交渉とは,人間に代わってAIエージェントが行う交渉のことです.例えばサプライチェーンの中では,企業間で納期や価格,数量に関する膨大な量の交渉が行われます.交渉を自動化することにより,時間コストを軽減しながら合意を形成することができます.他にもスマートグリッドにおける需給管理など,マルチエージェントシステムにおける複数のAIエージェントの利害を調整する手法として,自動交渉が注目されています.本研究室では,自動交渉戦略の獲得に関する研究や,自然言語を用いた自動交渉に関する研究などを行っています.

自然言語処理

我々人間が普段コミュニケーションで用いている日本語・英語・中国語のような言語は,自然言語と呼ばれます.自然言語処理は,その名の通り自然言語をコンピュータで扱うための技術です.今まで人間が行っていた自然言語の読解が求められるタスクを自動化させることを目的としています.例えば,皆さんは機械翻訳や予測変換というようなツールの恩恵を日々受けているのではないでしょうか? これらの技術も自然言語処理の一種です.さらに,最近ではChatGPTやGeminiのようなAIチャットボットが登場し,各所で大きな影響を与えています.自然言語処理は今まさに注目されている分野と言えるでしょう.本研究室では,学生が興味のある内容にちなんだ自然言語処理の研究に取り組むことが可能です.また,本研究室ならではのテーマとして,自然言語を用いた交渉対話の研究を行っている学生もいます.
過去の研究例はこちら

Staff

Supervisor

藤田 桂英 教授

2010
日本学術振興会特別研究員 (DC1 / PD)
マサチューセッツ工科大学 スローン経営大学院 訪問学生
2011
名古屋工業大学 大学院 情報工学専攻 博士後期課程修了 博士 (工学)
東京大学大学院 工学系研究科 総合研究機構 特任研究員
2012
東京農工大学 大学院 工学研究院 准教授
2023
東京農工大学 大学院 グローバルイノベーション研究院 教授
所属学生の情報はこちら

Join

Join

本研究室ではマルチエージェントシステム・自動交渉・自然言語処理に興味がある学生を歓迎しています.
それ以外にもAIに関係している題材に興味がある場合はその内容を研究テーマにすることが可能なのでご相談ください.

また,本研究室では研究成果の対外発表や競技会に積極的に参加しており,成果次第では学部4年生のうちから発表の機会を得られます.

配属を検討されている学部3年の方向けの研究室紹介や指導教員との面談は,10月頃に実施する予定です.別途案内があると思いますので,続報をお待ち下さい.(2024年度は終了しました)

設備などの情報はこちら

Access

〒 184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
東京農工大学 小金井キャンパス10号館 307室・313室 URAC棟 201室

JR中央線「東小金井駅」nonowa口から徒歩約6分